幼い頃から和服姿の母を見て育ったせいか、和服に対するする愛着は人一倍であります。十代に独学で着付を覚え、友人の依頼で美容室での着付を始めた事がきっかけとなり仕事が増すたびに着付・着物の奥深さを実感致しました。
自己流の限界を感じ基礎からやり直そうと着付専門学校通い始めたのが二十代の半ばになった頃でした。子育てをしながらの勉強は決して楽ではありませんでした。それでも不思議とやめようと思った事は一度もなく、自分の和服に対する気持ちを再確認した感じでした。それから四十数年経った現在も着付・着物関係の行事をしております。
着物は日本の民族衣装、伝統は引き継がなけれぱいけないし、しかし、伝統文化とは遠いデザイン・ブランド品などのオシャレな柄や良質な生地また体系の変化に伴う着こなしの変化などは、時代と共に変わっていくものと柔軟な姿勢でみております。
私は着物の良さを沢山の人に知って欲しいといつも願っております。